皆さんこんにちわ!まっきーです。
今回は、少し時事的な経済の話題として「ガソリン税」について話して行きたいと思います。
皆さんは、ガソリンが非常に不可解な課税状態であることをご存じでしょうか?我々の知らないうちに、実は不透明な税金が課税され続けているんですね。
本日はその内容について、そら美ちゃんと勉強して行きたいと思います!
ガソリンにかかる不可解な税金のはなし
そら美ちゃん、元気かな?
うーん、実はあまり元気じゃない。
あれ、どうしたの?いつも元気なのに珍しいね。
ここ最近、全然ソフトクリームが食べられてないの。
ホントにソフトクリーム大好きなんだね・・・。
私にとっては死活問題。まあ、市販のアイスで我慢するしかないんだけどね・・・。
市販のアイスも十分美味しいけどね。自分はシャトレーゼのチョコバッキ―が好きで良く食べる。他にも色々あるけど、安いからお得だよ。
あ、チョコバッキー知ってる!食感がいいよね!
僕はシャトレーゼのアイスで十分かな。で、そら美ちゃん、今日の話題なんだけど。
今日はどんな経済の話し?
最近、一気に色々と勉強したと思うから、今日は閑話休題って訳じゃないけど、時事的な話題をするよ。
じじてき?いま話題のこと?
そうだね。今日話しをしようと思っているのは「ガソリン税」についての話しなんだ。
ガソリンかぁ。私は車に乗らないから、あんまり興味ないかも。
まあそう言わず、税金の勉強だと思って付き合ってよ。
まあ、勉強になるなら聞いてあげる!
ありがと。そら美ちゃんは、ガソリンにどんな税金がかかっているか知ってる?まあ、興味ないなら知らないか。
うん、全然わかんない。
まあ、そうだよね。実は、ガソリンにはいろんな税金が課せられていて、かなり異常な状態なんだ。
え、たくさん税金が課せられているって事?
うん。僕も記事を書くために少し調べてみて、かなり驚いた。
へえ。どんな税が課せられているの?
うん、ざっとまとめると、こんな感じ。
◆1リットルあたりに課せられる税金の内訳
・ガソリン税 =①本則税率(28.7円)+ ②特例税率(25.1円)+ ③石油税(2.8円)
・ガソリン本体価格に上記①~③を加算した金額に、④消費税10%が課税されている。
んん?なんか、色々課税されてるね。
そうだね。実質ガソリンには4つの税金が課せられている事になる。
なんでこんなに課税されてるの?
元々は①と③だけだったんだ。ところが、道路整備の財源にするため、1974年度から暫定措置として②が導入され、今に至っている。
1974年?随分と前の話しだね。それが今も続いているの?
当初は期限付きだったんだけど、現在も続いているんだ。しかも、当初は「道路整備の財政」だったのに、現在では一般財源になっていて基本的に何にでも使える税金になっている。
え?道路整備とは関係ない税金ってこと?
一般財源だから何にでも使える税金なんだ。一般財源に充てる税金をガソリン税として徴収するのは、明らかにおかしいよね。
意味がわかんないね。
これ、普通の国民だったら怒ると思うよ?ガソリン代を払っている人は特にね。少なくとも特例税率(25.1円)は廃止すべきだと思うよ。
私は車に乗らないから影響ないけど、車に乗っている人なら納得できない気がするね。
僕は週末ドライブする事が多いので、毎月1万円くらいガソリン代を払っているからね。正直納得できないね。
いまってガソリン代って高いんでしょ?
いま、レギュラーガソリンで168円くらいだね。
たかっ!いまそんな値段なの?
うん。僕が初めて車を乗った時なんて、リッター100円前後だったかな。もう30年近くも前の話しだけど。
今よりずいぶんと安いね。
さっきの①~③の税金を足すと56.6円なので、ガソリン本体価格が40円~50円くらい?かなり安かったんだろうね。
じゃあ、今はガソリン価格自体が2~3倍になっているんだね。
エネルギー製品だから、世界情勢の影響を受けることは仕方ないと思う。問題なのは課税の仕方だね。なんせ、価格の半分近くが税金だからね。
しかも、消費税まで課税されてるんだね。
そうなんだ。①~③にガソリン自体の価格を加えた金額に、さらに消費税がかかっている。いわゆる2重課税状態なんだ。
ちょっと異常だね。
封印された「トリガー条項」のはなし
実は、さっき説明した②特例税率(25.1円)なんだけど、これには「トリガー条項」というものが設定されているんだ。
とりがーじょうこう?なにそれ。
「ガソリン価格が3か月連続で160円を上回った場合、上乗せ分の25.1円を免除する」という条項だよ。
そうなんだ。じゃあ、今まさに適用されているって事?
いや、適用されていない。
え、どうして?
このトリガー条項、2011年の東日本大震災の復興財源を確保するという名目で運用が凍結されてしまっているんだ。
復興財源?それがガソリン税と関係あるの?
ないね。しかも復興に掛かる費用を国民から税金として徴収すると言うのは、あまりに見当違いも甚だしい対応だと思う。
無理やりこじつけたみたいな感じだね。
国債を発行して財源に充てれば済む話しだからね。復興にかかる費用を税金で賄おうとした愚かな国は、世界でも日本くらいなんじゃないかな。
デフレで国民が貧困化している中で、こういう事ばかりやっているって事実が改めて分かった。そりゃ経済も良くならないよね。
だね。ガソリン税の「特例税率(25.1円)」というのは廃止すべきだし、少なくとも現状ならトリガー条項は発動すべき。
ガソリン代がここまで高騰しているのに、それを免除するトリガー条項すら発動しないなんて、ホント心底呆れるわよね。
こんな所にも「出来るだけ国民から税金を巻き上げてやろう」感が出ていて、なんだか悲しくなるね。
私は車に乗らないからいいけど、ドライバーから見ればいい迷惑でしかないね。
まとめ
今回は時事的な話題でしたが、こういったガソリンの税金一つとっても、政府の対応に違和感を感じませんか?
殆どの国民が知らないことをいい事に、こういった課税の成り立ちや目的すら怪しい税金が、我々の知らない間に何十年ものあいだ課税され続けているのです。
これについては、JAFも声明を発表していますので、興味のある方は以下をご覧ください。
以上、ガソリン税についての話しでした!もし良かったら、次回も読んでください!
最後まで読んで頂いて、ありがとうございました!