皆さんこんにちは!まっきーです。
今回は、ついにU-NEXTにて配信が始まった『THE LAST Of US』(通称:ラスアス)のドラマ版について、じっくり解説していきたいと思います!
THE LAST Of USは、2013年にPS3で発売されたサバイバルホラーゲームであり、200以上ものメディアでゲーム・オブ・ザ・イヤー(GOTY)を獲得し、世界で高い評価を受けたゲーム。
かなり以前からドラマ化の噂があったものの、その後はなかなか情報が出てこなかった本作でしたが、遂にドラマ版の配信が始まりました!
原作のゲーム版は『ゲーム史上No.1の作品』だと思っている大ファンの私の視点で掘り下げて行きますね!
原作のTHE LAST Of USとは?
さて、原作であるゲーム版のTHE LAST Of US(以下、ラスアス)ですが、念のためどんなゲームであったのか、簡単にご紹介します!
ゲームジャンルはサバイバルホラー。迫りくる感染者や略奪者、武装した兵士などを相手に、ステルスや武器を駆使しながら倒したり、特には隠れてやり過ごす、そんなゲームです。
基本はビハインドビューのシューターゲームといった感じでしょうか。
ただし、本作の最大の魅力は、ゲームプレイそのものより根底にあるスートリーにあります。
特に、主人公であるジョエルとエリーの関係性の変化を、ゲームプレイを通じてプレイヤーが自然と感じ取ることが出来る作りになっており、とても感情移入できるんですよね!
最愛の娘であるサラを失ったジョエルと、親の愛情を知らずに生きてきたエリー。
プレイヤーはジョエルを通じて、少しずつエリーに対する想いを募らせ、そして共感していくのです。
この感覚は他のゲームではあまり見ない要素であり、サバイバルホラーでありながら、実はジョエルとエリーの成長・愛情物語というのが良いですよね!
ゲームプレイを通じて自然にジョエルとエリーに感情移入できる作りは、本当に神ゲーなんですよね!
本当に近年稀に見る大傑作ゲームだと思います!
エリーもとっても可愛いしね!
ちなみに、本作は2013年にPS3から発売されたゲームですが、PS4でリマスター版、PS5ではフルリメイク版が発売されています。
そのため、今でも気軽にプレイが可能です!
未プレイの方には、是非プレイしてほしいゲームですね!
ドラマ版THE LAST Of USが配信スタート!
さて、本作の魅力はストーリー(ドラマ)部分にあると解説しました。
従って、ドラマ化や映画化をする題材としては、かなり適したゲームと言えます。
本作のドラマ化はかなり以前から噂されていたのですが、ようやく2023年1月16日より日米同時に配信がスタートしました。
さて、ではドラマ版THE LAST Of USの評判はどうかというと、かなりの高評価を受けているようです。
胸を打つストーリーで人気を集めるゲーム『The Last of Us』のドラマ化となる本作は、現在エピソード1が配信中です。海外メディア向けには先行で公開されレビューが解禁されており、Metacriticのメタスコアが84点、Rotten Tomatoesのトマトメーターは97%と非常に高い評価を得ました。
エピソード1を観たユーザーからもレビューが集まっています。Metacriticのユーザースコアでは93のレビューを集め、内85件がポジティブな評価を下しています。Rotten Tomatoesのオーディエンススコアは96%で、星5つの評価が多く並んでいます。
引用元:Yahoo!ニュースより
私自身も、正直観る前は期待より不安の方が大きかったんですよね。
なんせ、最近観たドラマ版の『バイオハザード』は、かなり微妙な作りだったので…。
ドラマ版のバイオハザードは、基本的な設定(登場人物名、ゾンビもの)を除けば、ゲーム版のバイオハザードとは、ほぼ別物と言ってもよいドラマでした。
一方のTHE LAST Of USは、基本的には原作ゲームに忠実に作られつつ、ゲームでは表現できなかった部分を補完するストーリーが展開していたりと、かなり高評価を受けています。
一部、原作から変更になっている箇所もありますが、基本的には好意的に受け止められている模様。
原作ファンなら、絶対に観るべきドラマよね!
ただ問題はU-NEXTでしか観られない、という点ですね…
U-NEXTは、月額2,189円と、サブクスの動画配信サービスとしてはやや高額なのですよね。
ただ、31日間の無料トライアル期間があるので、THE LAST Of USだけ観たいという方は、この無料期間を利用するのもアリですね!
キャラクター達は?
さて、THE LAST Of USのキモになるのは、何といっても個性溢れるキャラクター達です。
主人公のジョエルやエリーを始め、テスやトミー、マーリーンといった脇役が多く登場する本作。
彼ら彼女らを誰が演じているのかは、とっても気になるところですよね。一体どのような雰囲気になっているのでしょうか?
主要キャラクターについて、原作と比較しながら確認していきましょう!
ジョエル(ペドロ・パスカル)
まずは、本作の主人公であり、プレイアブルキャラクターであるジョエル。
パンデミック発生時に、唯一の子供である最愛のサラを亡くした過去を引きずったまま、パンデミック後の世界を生きる、サバイバル能力に長けた中年男性。
そのジョエルを演じるのは、ペドロ・パスカルさん。
この方、どこかで観たことあるなと思ったら、ゲームオブスローンズ(以下、GOT)のシーズン4で登場したオリベン・マーテルを演じていた方でした!
GOTは一番大好きな海外ドラマだったので、これは嬉しいかも!
確か、オリベン・マーテルは〈赤い毒蛇〉(レッド・ヴァイパー)という異名で知られる、めちゃくちゃ強い戦士役だったわね!
GOTのシーズン4が放送されたのが2014年なので、今から8年ほど前。やはり今より少し見た目が若いですよね。
GOTに登場した頃は39歳だったペドロ・パスカルさんですが、2023年2月26日現在の年齢は48歳。
エピソード 1 では、2003年の時点でジョエルは36歳の誕生日を迎え、アウトブレイク発生から20年後に舞台が映るため、ドラマ上のジョエルの年齢は56歳になります。
特に違和感はありませんが、実年齢より8歳ほど差があるんですね。
ちなみに原作のジョエルはこんな感じなので、似ているとは言えないまでも雰囲気は近いかな?と言った印象で、さほど違和感はありません。
エリー(ベラ・ラムジー)
本作の重要キャラクターであるエリー役を演じるのは、ベラ・ラムジー。
偶然なのか、ベラ・ラムジーさんもGOTのリアナ・モーモント役として出演されていた女優さんなんです!
リアナ・モーモントは、かなり若い(見た目は小学生5~6年生くらい)年齢ながら、常に毅然とした振る舞いを見せる、大人顔負けの優れた統治者として印象的で、とても良いキャラクターでした。
ベラ・ラムジーさんは、2003年9月30日生まれなので現在は19歳。GOTの時は12歳前後であったと思われます!
GOTでは素晴らしい演技をされていましたので、ラスアスでも期待大ですね!
決して誰もが認める美人さんって感じではないけど、個性的で魅力的な女優さんだよね!
ただ、原作のエリーは13歳という設定でしたが、19歳のベラ・ラムジーさんが演じているので、原作より少し大人に見えますね。
また、見た目は原作のエリーとは雰囲気がかなり異なり、正直に言ってまったく似ていない印象です。
ちなみに、エリーのフェイスモデルは「サマラ・コウネ」さんと言われています。以下のエリーの画像はPARTⅡの19歳になったエリーです。
ちなみに以前は、女優である「エレン・ペイジ」にエリーが似ていると言われていました。
どちらにもエリーには似ている気がしますが、ベラ・ラムジーさんはあんまり似ていないかもですね。
エリーの配役については、ネット上でも賛否があるようですね!
私自身は、ゲームのエリーはどちらかと言えば、エレン・ペイジの少し幼い雰囲気が近い気がします。
一方でベラ・ラムジーさんは、可愛らしいとは少し違う特徴をもった方なので、確かに配役としては微妙かも知れませんね。
サラ(ニコ・パーカー)
さて、ゲームでの出番は少ないものの、ラスアスを語る上で絶対に欠かせない存在と言えるのが、ジョエルの娘サラの存在です。
サラ役はニコ・パーカーさんが演じていました。
ちなみに、原作のサラはこんな感じです。
ゲームのサラはブロンド髪で白人なのに対して、ドラマ版のサラは黒人さんという違いがあります。
正直な感想ですが、エリー役のベラ・ラムジーさんより、ニコ・パーカーさんの方がビジュアルは可愛らしいですね。
ニコ・パーカーさんは2004年12月9日 生まれで現在19歳ですが、原作のサラの設定年齢は12歳前後。
さほど違和感は感じませんでしたし、正直エリー役をこの女優さんに演じて欲しかったな、というくらい魅力的な女優さんに感じました。
残念ながらサラ役なので、第一話にしか登場しません。
テス(アンナ・トーヴ)
次に、ゲーム序盤ではかなり印象的なキャラクターであったテス役を、アンナ・トーブさんが演じています。
アンナ・トーブさんは、『FRINGE/フリンジ』という海外ドラマで主演を務めていた女優さんですね!
1978年4月15日生まれなので、現在は45歳になります。
ただ、フリンジは2008年のドラマで、当時のアンナ・トーブさんはまだ30歳でした。
そしてゲーム版のテスは、こんな感じ。
正直、原作のテスよりドラマ版テスの方が老けて見えますね。
THE LAST Of USでは傷だらけで、身だしなみも綺麗とは言えない格好をされていましたが、こうしてメイクされた少し若い頃の写真を見ると、とても美人さんだと分かりますよね!
3話目で若い頃のテスが少し出てきますが、その時は綺麗な人だな!って本作でも感じましたよ!
ゲームでは、テス役なので残念な事になりますが、もう少しアンナ・トーブさんを見てみたかった気すらします。
ちなみに、原作であるテスのビジュアルと声優をされていたのは、アニー・ワーシングさんという方でした。
アニー・ワーシングさんは大ヒットドラマ『24 ‐TWENTY FOUR‐』にルネ・ウォーカー役で出演した女優さんです。
しかし、大変残念なことに今年の1月29日にガンのため亡くなっております。まだ45歳だったそうです。
もしもご健在であったなら、テス役はアニー・ワーシングさんが演じていた可能性がありますよね。
アンナ・トーブさんも素敵だけど、アニー・ワーシングさんが演じるテスも見て見たかったわね・・・。
トミー(ガブリエル・ルナ)
次に、ジョエルの弟であるトミーを演じているのは、ガブリエル・ルナさん。
ガブリエル・ルナさんと言えば、『ターミネーター:ニュー・フェイト』のRev-9という新型のターミネーター役を演じていた方ですね!
ガブリエル・ルナさんは、メキシコ系アメリカ人。1982年12月5日生まれの現在41歳。
ちなみにゲームのトミーはこんな感じです。いやぁ、こちらもエリー並みに全く似ていませんね(笑)
トミーは、本作においてかなり重要な役どころと言えるキャラクターなので、もうすこし見た目を寄せて欲しかったような気もします。
トミーおじさんは、エリーにとっても大切な人のひとりだもんね。もうちょっと原作に寄せて欲しかった気もするよね。
トミーはPARTⅡでもかなり重要な役でしたよね。今後のシーズンでも出演されると思いますが、どのように演じられるのか、かなり気になるところですね!
マーリーン(マール・ダンドリッジ)
次に、割と重要なキャラクターと言えるマーリーンを、マール・ダンドリッジさんが演じています。
実はこの方、ゲームでもマーリーンの声優を担当していた方のようです。
日本人の方は吹き替えでプレイされた方が多いと思うので、あまり思入れは無いかも知れませんが、ゲームの声優役をそのまま採用するなんて、なかなか面白いですよね!
ちなみに、マーリーンのゲーム画像はこんな感じです。
マール・ダンドリッジさんより、原作のマーリーンの方が少し気難しい雰囲気がありますよね。
ファイアーフライという、反政府組織のリーダーなので、個人的にはゲーム版マーリーンの方が好きかも知れません。
とは言え、エリーやトミーよりは、かなり原作に近いキャラクターだと思います!
世界観の違い
ラスアスと言えば、ポストアポカリプス(終末世界)が舞台なのが特徴ですが、このあたりの世界観の作り込みも気になるところですよね。
結論から言うと、世界感の構築は、かなり原作どおりと言っても良い出来だと思います!
そして、感染者のビジュアルもほぼゲーム通りで、かなり良い出来栄えだと思います!
また、個々の感染者の再現性が高いことに加え、ドラマ版ではゲームにはなかった「群れの怖さ」が強調されているように感じました。
感染者が群れることで、より不気味さや怖さがアップグレードされているように感じます。
「感染者の群れ」と言えば、映画とゲームで展開されたコンテンツである「ワールドウォーZ」を思い出しますよね。これに違い怖さがありました!
世界観や感染者の作り込みは、ほぼ100点満点といった感じですね!
日本語吹き替え版について
本作は現在のところ、U-NEXT独占配信なのですが、最初に字幕版が配信を開始し、少し遅れて日本語吹き替え版が配信され始めております。
また、YouTubeにてにて日本語吹き替え版が無料で見ることが出来ます(第1話目のみ)。
ハッキリ言って、日本語吹き替え版の方が断然良いですね!
というのも、ゲームの声優とほぼ同じ方が演じているからです。ジョエルなら山寺宏一さん、エリーなら潘めぐみさんなど。
やはり、ゲームのプレイ経験がある方ほど、日本語吹き替え版の方が見ていてかなりしっくりきます。
もし、これから観られる方でしたら、日本語吹き替え版を観ることをおススメします!
まとめ
以上、ラスアスの原作の違い、演じている俳優さんの情報などをメインに記事を書いてみました!
ゲームファンであれば、絶対に観るべきドラマだと私は思います!
U-NEXT独占配信ですが、3月中には全9話が配信されると思いますので、思い切ってU-NEXTに加入するか、あるいは30日間の無料期間を利用する、というのも一つの手だと思います!
いずれにしろ、観ないと勿体ないドラマの一つだと思いますので、是非観てみてください!
ドラマとしてのクオリティーの高さは、間違いなと思いますよ!
以上、原作ゲーム好きが語る、ラスアスドラマ版の正直な感想でした!