なぜロシアは戦争を仕掛けたのか?ウクライナ情勢や歴史を学ぼう!

皆さんこんにちは!まっきーです。

今日は、少し経済とはズレているかも知れませんが、ウクライナ情勢などをテーマに、話をしていこうと思います。

僕も、現在のロシアの行動や、その理由についてきちんと把握できてはいませんでした。そのため、記事を書くついでに勉強しました。

また、そんな世界情勢の中で「日本がどうあるべきか?」という部分が根底のテーマでもあります。

もしよかったら、最後までお読みください!

まっきー

そら美ちゃん、いまウクライナが大変な事になっているのは知ってる?

そら美ちゃん

うん、ニュースで見たけど、なんか怖いね・・・

まっきー

正直、何が起きているのか僕も把握できていないんだ。だから、色々と調べてみたんだよね。

そら美ちゃん

私も全然わかってないから、ぜひ教えて欲しい!

まっきー

おっけー!経済とは少し逸れるけど、全く無関係でもないので、今日はロシアのウクライナ侵攻について話そう!

そら美ちゃん

うん、よろしく~!

(スポンサーリンク)

目次

増え続けるNATO加盟国とロシアの焦り

まっきー

まず最初の疑問として「なぜロシアはウクライナへ侵攻したのか」だよね。

そら美ちゃん

うん。軍事侵攻するくらいだから、何かしらのキッカケや理由があるんだよね?

まっきー

うん。まず念頭あるのは「ウクライナのNATO加盟への動き」があるんだ。

そら美ちゃん

NATO?学校で勉強したけど、忘れちゃったな。

まっきー

だよね。調べたら以下の内容だったよ。少し長いけど読んでみてね。

北大西洋条約機構(NATO:North Atlantic Treaty Organization)とはヨーロッパおよび北米の30カ国による軍事同盟である。1949年4月4日に調印された北大西洋条約の執行機関で、北大西洋同盟とも呼ばれる。

加盟国は30か国あり、1949年の創設時は、フランス、ベルギー、オランダ、デンマーク、ノルウェー、英国、米国、カナダ、ポルトガル、イタリア、ルクセンブルク、アイスランドの12か国であった。

その後、1952年にギリシャとトルコ、1955年にドイツ(西ドイツ)、1982年にスペイン、1999年にチェコ、ハンガリー、ポーランド、2004年にエストニア、スロバキア、スロベニア、ブルガリア、ラトビア、リトアニア、ルーマニア、2009年にアルバニア、クロアチア、2017年にモンテネグロ、2020年には北マケドニアが加盟し、全30か国となった。

NATOは2021年12月時点でボスニア・ヘルツェゴビナ、ジョージア、ウクライナを加盟希望国として認めている。
引用元:Wikipediaより

そら美ちゃん

あ、最後にウクライナが加盟希望国ってあるね。

まっきー

うん。これはmsnのニュース記事から拝借した地図なんだけど、白抜きの部分は海。この地図からロシアがNATO加盟国に囲まれていることが分かるよね。

北大西洋条約機構(NATO)加盟国(2022年2月18日作成)。
引用元:msnニュース記事より
そら美ちゃん

ホントだ。ヨーロッパ諸国がかなり加盟してるね。しかも、ウクライナを含めた3国(黄色)も、NATOへ加盟希望国なんだよね?

まっきー

年を追うごとにNATOの勢力は拡大しており、これにロシアが危機感を示している、というのが背景にあると思う。

そら美ちゃん

なるほどね。

まっきー

ロシアとしては、ウクライナまでもがNATO加盟国になることは何としても避けたい、という思いがあるのだと思う。

そら美ちゃん

うん、この地図を見れば、それは理解できる。

まっきー

じゃあ次に、ウクライナとロシアの関係を見て行こう。

ウクライナ情勢とその歴史

まっきー

まずウクライナは、旧ソビエト連邦の構成国だったんだ。つまりソビエトの一部だった訳だね。

そら美ちゃん

そっか、ある意味以前は同じ国だったんだね。

まっきー

ウクライナは旧ソビエト崩壊のとき、1991年に独立する。しかし、ロシアとヨーロッパとに挟まれた地理的な関係で、国内では「親ロシア派」と「親欧米派」が対立しているんだ。

そら美ちゃん

ウクライナ国内に派閥があるのね。

まっきー

うん。もともと対立派閥が存在していて、そのうえでざっくり歴史を振り返ると、まず2014年 親ロシアのヤヌコーヴィチ政権が崩壊する。

そら美ちゃん

え、いきなり崩壊するの?

まっきー

原因は大規模なデモによる混乱だね。ヤヌコーヴィチ氏はロシアに亡命。代わってヤツェニューク首相が暫定政権を発足させた。

そら美ちゃん

親ロシアであるヤヌコーヴィチ氏を、大規模なデモで失脚させたって事ね。

まっきー

この件を受け、ロシアは報復ともとれる措置をとる。黒海に面したウクライナ領クリミア半島内の自治領「クリミア自治共和国」に、ロシアが自国民保護の名目で侵攻したんだ。

そら美ちゃん

あ、それニュースで聞いた記憶がある。

まっきー

こうした中で「共和国政府」とセヴァストーポリ特別市が一方的に独立を宣言。違法な「住民投票」を実施し、ロシアはクリミア半島を違法に「併合」したんだ。

そら美ちゃん

「併合」って言葉、久しぶりに聞いた。そんな事があったのね。

まっきー

うん。地理的な問題もあり、西側はヨーロッパ寄り、東側は親ロシア。で、ウクライナの東側に位置する「ドネツク、ルガンスクの2州」が独立して、ロシアがそれを承認したんだ。

そら美ちゃん

えっと、要するにウクライナ東側の親ロシア派が、クリミア半島の併合に併せて動いたって事ね?

まっきー

それをロシアは「承認」という形で後押ししたんだ。

そら美ちゃん

もう、戦争の匂いしかしないね。

まっきー

うん。ただ、この情勢を受けて、結果的にはドイツ・フランスが介入して「ミンスク合意」というものが取り交わされる。

そら美ちゃん

ミンスク合意?初めて聞いたかも。

まっきー

一種の和平交渉だね。しかし、履行するうえで双方の問題が解決せずにいたんだ。

そら美ちゃん

きちんと合意・履行されてなかったってことね。

まっきー

うん。そんな中で2019年5月から現職の第6代ウクライナ大統領として「ゼレンスキー大統領」が誕生する。

そら美ちゃん

その名前は知ってる。テレビでも頻繁に登場しているね?

まっきー

ウクライナは2019年2月には憲法を改正し、将来的なEU(欧州連合)・NATO(北大西洋条約機構)加盟を目指す方針を明記したんだ。そんな中でゼレンスキー大統領が選出された。

そら美ちゃん

じゃあ、ゼレンスキー大統領はそれを進めたって事かな?

まっきー

うん。ゼレンスキー大統領は親EU路線をとりつつも、ロシアとも対話の用意があると表明。2020年7月、ようやくウクライナとロシアを後ろ盾とする武装勢力との間で停戦合意が実現した。

そら美ちゃん

あら、停戦合意できたのね。

まっきー

しかしロシア側はNATOがウクライナを軍事的に支援し、ウクライナもロシアとの国境地帯に軍を集結させていると主張し始めたんだ。

そら美ちゃん

あれ?停戦合意したんじゃなかったんだ。

まっきー

結果、ロシア軍の増強が確認され、ウクライナに軍事力を背景に圧力をかけ始めたんだ。

そら美ちゃん

それで、ウクライナはどうしたの?

まっきー

ゼレンスキー大統領はNATOへの加盟の姿勢を崩さず、緊張状態が続く。そして、ついにロシアがミンスク合意を一方的に破棄、軍事進行を開始した、という訳だね。

ウクライナは世界第3位の軍事力を持っていた

まっきー

事のあらましは以上だけど、このウクライナ情勢を受けて、我々日本人は学ばなければならない点がたくさんあると思うんだ。

そら美ちゃん

へえ、例えばどんなこと?

まっきー

「軍事力」の問題だね。実は独立当初のウクライナは、地理的な関係から旧ソ連時代の軍事力を引き継いでおり、世界第3位の軍事力を持っていたんだ。

そら美ちゃん

え、そうなの?

まっきー

うん。ところが、これを良しとしなかったアメリカ・ロシアなどが、経済制裁などを背景にウクライナに核兵器放棄の圧力をかけたんだ。

そら美ちゃん

え?ロシアってそれまでは仲間だったんじゃないの?良くわかんないな。

まっきー

独立してしまえば「他国」って事なんだろうね。そして大きい軍事力を持つ国がすぐ隣にいるのは、ロシアにとって都合が悪かったんだろうね。

そら美ちゃん

それで、ウクライナはどうしたの?

まっきー

ウクライナの指導者達は外国の要求をすべて呑み、無条件に3年間ですべての核兵器を放棄する、という決断を下してしまった。

そら美ちゃん

あらま。それって何か見返りはあったの?

まっきー

全くないね。ただ、経済制裁などを背景に強く迫られたからね。この時期、ウクライナは経済危機やハイパーインフレに苦しんでいたから、受けざるを得なかったのかもしれない。

そら美ちゃん

経済制裁を受けるのは避けたかった、という事ね。

まっきー

あと、その見返りとして「米英露はウクライナの領土的統一と国境の不可侵を保証する」という内容の議定書だけを発表した。

そら美ちゃん

・・・その結果を知ってるから何だけど、それは全く役に立たなかったって事だよね?

まっきー

うん。議定書は国際条約ではないので、それを守る法的義務はない。国際社会では、実際に法的拘束力のある国際条約ですら守られていないことが多いからね。

そら美ちゃん

最初から法的拘束力のない「議定書」など、守られるはずはなかった、という事ね。

まっきー

そう。結局アメリカもイギリスも、ロシアという強力な軍事力を持つ相手の前では、ウクライナを守ってはくれなかった、という事だね。

そら美ちゃん

なるほど。脅されたとはいえ、軍事力を大きく削がれてしまった時点で、ウクライナの未来は見えていたんだね。

核兵器は持つべきか否か

まっきー

これらを踏まえて日本の話しをしていこう。

そら美ちゃん

日本は自衛隊はいるけど、核兵器はもちろん持ってないよね。

まっきー

日本には「非核三原則」がある。核兵器を「持たず、つくらず、持ち込ませず」という内容。これは、はっきり言ってアメリカに押し付けられたものだと思うよ。

そら美ちゃん

どうしてアメリカは非核三原則を持たせたの?

まっきー

「報復」が怖かったんじゃない?アメリカは、日本の国土に核爆弾を落としたからね。日本が軍事力を強化して核を持てば、いつか報復される恐れがある、だからそれを排除したかった。

そら美ちゃん

日本人は、そんな事しないと思うけどね。

まっきー

その可能性が高いとしても、リスクをゼロには出来ない。だから、非核三原則を守らせる事で、リスクをゼロにしたんだ。

そら美ちゃん

あと、自衛隊の存在も問題あるんだよね?

まっきー

自衛隊は「専守防衛」だからね。先に攻撃することが出来ない、極めておかしな存在なんだ。

そら美ちゃん

それも、アメリカのせい?

まっきー

今の日本国憲法を作ったのはアメリカ人だからね。

そら美ちゃん

え、そんな事許されるの?

まっきー

明確な国際法違反だね。でも、さっきも言ったけど、そんな綺麗事は国際社会では通用しない。しかし、おかしな事に日本人はそれをこれまで改憲せずに今に至っている。

そら美ちゃん

普通は改憲するものなの?

まっきー

だと思うよ?だって、他国に押し付けられた憲法だよ?普通の独立国家なら、自分達で作り変えるはずだよ。戦争で負けたドイツも、自分達で憲法を何度も改憲している。

そら美ちゃん

・・・自分で言うのもなんだけど、日本人ってお人好しって言うか、呑気だよね。

まっきー

うん。ただ、そのおかげで経済成長に力を注げた、という一面もあるとは思うけどね。まあ、今はその経済力も陰りが見えているけど。

そら美ちゃん

・・・そうだったね。

まっきー

戦争は僕も絶対的に反対だよ。というか、日本人の中で「戦争がしたい!」なんて思っている人、いないと思う。

そら美ちゃん

そりゃそうよね。そんな好戦的な人、殆どいないと思う。

まっきー

しかし、国際社会ではそんな甘いことは通用しない。軍事力がなければ、ウクライナのように圧倒的な軍事力で攻め込まれたら、国を守ることはできない。

そら美ちゃん

日米同盟って役に立たないの?

まっきー

状況によるけど、期待しない方がいいと思うよ。アメリカが絶対に日本を守ってくれるなんて、そんな事はあり得ないと思う。

そら美ちゃん

とすれば、日本はどうしたらいいの?

まっきー

やり方は置いておくとしても、自主防衛力を高めることだよね。自分の国は自分達で守る、という事だね。

そら美ちゃん

そうなると、自衛隊を軍隊として認め、核兵器も持つってこと?

まっきー

それが一番現実的じゃない?こんな事をいうと「戦争反対!」って怒る人もいるけど、それはロシアとか、他国に軍事的圧力を強めている国に対してこそ、言うべきだよ。

そら美ちゃん

外国に攻められる事を想定したリスク管理が大事って事ね。

まっきー

「他国が絶対に攻めてこない」なんて、絶対に言えないと思うんだ。今のロシアや中国を見れば明らかでしょ?

そら美ちゃん

そうだけど、あんまり日本国内では聞こえてこない意見だね。

まっきー

日本には、憲法9条を改憲することに反対する政党もあるからね。彼らは、実際に日本が他国に攻められたら、どうやって国民を守る気なのだろうね。

そら美ちゃん

そもそも「攻めてこない」って思ってるんじゃない?もしくは話し合いで解決するとか?

まっきー

うん。そう思うこと自体は自由。でも、話し合いで解決しない可能性もある。だから、全てのリスクを想定しておくべきじゃない?

そら美ちゃん

そうね。是非議論して欲しいよね。

まっきー

そもそも軍事力が無ければ、話し合いにすらならない可能性もある。事が起きてからでは遅い。今のうちから本格的に議論すべきだと僕は思うけどね。

そら美ちゃん

それを期待したいけど、なんか難しそうだね。

まっきー

今のウクライナの状況を見ても、もし議論すらしないのであれば、本当に日本の政治は末期的かも知れないね。

まとめ

以上が、私が調べた「ウクライナ情勢」でした。

本事案を調べていて思うことは、やはり国際社会は弱肉強食の世界なんだな、という事でした。

米露に半ば強制的に核を放棄させられたり軍事力を縮小した結果、ウクライナは自国を守る軍事力を失ってしまいました。

しかも、国際社会はウクライナをある意味見捨て、核を持つロシアと対峙する事を避けました。

しかし、これが国際社会での現実ではないでしょうか?

自国を守るためには軍事力が絶対に必要なのです。そして、そのためにも日本の経済回復も急務なはずです。それが、このウクライナ情勢から得られる教訓ではないでしょうか?

今日は、非常に重たい記事になってしまいましたが、日本にとっても、決して対岸の火事ではないと個人的には思います。

以上、ウクライナ情勢についてでした!

最後まで読んでいただいて、本当にありがとうございました!

(スポンサーリンク)

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる