皆さんこんにちわ!まっきーです。
すでにご存じの方も多いかと思いますが、遂に那須川天心選手とs武尊選手の対戦が2022年6月に決まりましたね!
軽量級キックボクサーとしては間違いなく日本人、いや世界最強と言っても過言ではない二人。一体どちらが強いのか?非常に気になるところですね。
この対戦が本当に実現するなんて!年末の対戦が実現しなかったので、すっかり諦めていました。
ファンの間では、長い間対戦が熱望されていたこの両者の対戦のですが、これまで様々な理由から対戦が実現するに至りませんでした。
所属する団体の関係でしょうか?どんな大人の事情があるのかは不明ですが、なんだか勿体ないですよね。
また、那須川天心選手は、2022年4月からはボクシングへの転向を表明していました。それだけに、対戦はほぼ絶望的かと思われていたのですが、ここに来て奇跡の対戦実現!これは是が非でも盛り上がりますよね~!
さて、対戦への期待が膨らむ中、今回は、この2人の基本情報や戦績などを、自分なりにまとめてみました!
那須川天心とはどんな選手?
まずは、那須川天心選手の基本情報と私の評価を簡単にまとめました。
◆那須川天心選手の基本情報
1998年8月18日生まれ(23歳)※2021年12月現在
身長:165cm
ベース:極真空手、キックボクシング、ボクシング
通称:神童
戦績:44戦44勝無敗(31KO)※うち4勝は総合格闘技ルールによる試合
KO率:約70%
天心選手は、5歳のときに極真空手を始め、小学4年の時には全国大会で優勝するまでに成長しています。しかし、身体小柄な天心選手は、この頃は試合に出ても体格的なハンデでかなり不利な戦いを強いられていたようです。
極真空手は、一般男子でも軽量級(65kg 未満)中量級(65kg~75kg未満)重量級(75kg以上)の3階級と、かなりざっくりな階級分け。
今回の試合は-58kgよね。仮に65kgならスーパーライト級とウェルター級の間くらいの階級。3~4階級上の選手と戦っていたことになるわね。
そのため、天心選手は小学5年生のときにキックボクシングへ転向します。その後、アマチュアで経験を積み、16歳でプロデビュー。そして16歳にしてRISEバンタム級王座を獲得しています。
16歳といえば「K-1甲子園」に出場するくらいの年齢ですよね。この歳でプロの試合でチャンピオンになるんですから、底知れない強さですよね!
ここから、プロとして無敗街道を突き進んでいく天心選手。デビューから7年経過した現在でも、いまだ無敗という天才キックボクサーとして君臨し続けています。
天心選手は切れのある動き、ステップワークなど、スピードが武器です。そこに天才的な”当て感”とテクニック、そして驚異的な身体能力から繰り出される技を駆使して常に試合を圧倒的有利に進めます。
この「スピード」や「ステップ」によって常に距離を支配し試合を有利に進める姿は、同じく無敗でボクシング界のスターであり、現在バンタム級のチャンピオンである「井上尚哉」選手を彷彿とさせますね!
少し話は逸れますが、天心選手も井上選手も身長は同じ165cm。那須川天心選手がボクシングに転向すれば、同じ階級で戦う可能性はかなり高いですよね!
そもそも、天心選手がボクシング転向を考えたキッカケになったのが、井上尚弥選手の存在と言われています。それくらい、井上尚弥選手は、現在のボクシング界では圧倒的な存在です。
この2人の天才の試合も、想像するだけでワクワクしちゃいますね!
さて話を戻します。那須川天心選手には、武尊選手にはない「若さ」も一つの武器ですよね。44戦も試合をこなしているのにまだ23歳かよ!と言いたくなりますね。
これまでもちろんKO経験もダウン経験もなく、攻撃をまともに受けた試合も観たことがありません。ディフェンススキルの高さというより、感で避けている印象。また反射神経も良いのでしょうね。
回転胴まわし蹴りや、三日月蹴りなども強烈。空手っぽい技を多用するもの特徴の一つですね。
こんな派手な技が、このタイミングで出るのかよ!って思うような大技を出すのが天心選手の特徴ですね!
世間では「やや那須川天心選手が有利」という雰囲気があります。
確かに、あのスピードは驚異ですね。武尊選手が勝てるとすれば、接近戦で殴り合いになるようなシーンを作り出せるかどうかではないでしょうか?
さて、では次に武尊選手を見ていきましょう!
武尊選手とはどんな選手?
次に、武尊選手の基本情報と、私なりの評価をまとめました。
◆武尊選手の基本情報
1991年7月29日(30歳)
身長:168cm
ベース:空手道、キックボクシング
通称:ナチュラルボーンクラッシャー
戦績:41戦40勝1敗(24KO)
KO率:58%
武尊選手は、小学校2年のときテレビで見たK-1に憧れ空手を始める。しかし中学・高校では素行が悪く、高校を中退してしまいます。
その後、キックボクシングに転向。K-1甲子園に出場するため、通信制の高校へ再入学するも、初出場したK-1甲子園では、関西地区予選の2回戦で敗退。
あまりの悔しさに涙を流しながら本部席にいた前田憲作に「僕こんな弱くないんで。もっと強くなりたいです」と訴えチームドラゴンに来れば強くなれると入門を勧められます。
小さい頃から天才的だった天心選手に比べ、武尊選手は若い頃からズバ抜けて強かった訳ではなかったようですね。
その後、2011年9月24日にKrush.12にてプロデビューを果たします。
以降は勝利を重ねますが、プロ6戦目で京谷祐希選手と対戦し初の敗戦(TKO)の屈辱を味わいます。しかし、敗戦はこの1戦のみ。以降は現在に至るまで勝利を重ね続けています。
試合はドクターストップのTKOでした。しかもデビュー6戦目。あまり参考にはならないかも知れませんね。
武尊選手の特徴は、そのアグレッシブさ。常に前に出て先に攻撃を仕掛ける。常に相手にプレッシャーを与え、攻撃を上下に散らしながら、相手をどんどん追い込んでいくスタイル。
本当に気持ちの強い選手で、攻撃を受けても怯んだり不用意に下がったりしない。この部分は明らかに天心選手を上回っていると感じます。
武尊選手は、とにかく気持ちが強い!精神論かも知れませんが、格闘技においては気持ちは非常に大切な要素だと思います。
また、手数が多く相手をどんどん追い込んでプレッシャーを与えるため、対峙する相手はかなり体力を消耗すると思います。一発のパンチでKOする天心選手に対し、手数で圧倒してKOするスタイルなのが武尊選手です。
そのため、手数の多さやスタミナについても、武尊選手にやや分があるかも知れませんね。また天心選手に比べて、身長が168cmと体格に勝ります。今回は前日計量が-58kgで、試合当日のリミットが62kgまで。
天心選手にとっては恐らくベストな階級ですが、武尊選手はもう少し重い階級で試合をしているため、減量がかなり厳しいとの指摘もあります。
そのため、減量が上手に調整できなかった場合は、かなり武尊選手が不利になるのかも知れませんね。
しかし、減量が上手くいき、当日ベストな体重(62kg)で挑めれば、体格の優位性を活かした試合が出来るかも知れません。
2人の実力はかなり拮抗していると思われるため、よりベストなコンディションで挑めた選手が試合を有利に運べるのは間違いないでしょうね。
2人ともモチベーションは高そう!どちらもベストコンディションで試合に臨むんじゃないかな!
また、仮に試合が判定にもつれ込んだ場合は、スピードと距離の取り方に分のある天心選手が有利になると思います。
そうならないためには、武尊選手は距離を潰して手数で圧倒し天心選手をつつ下がらせ、近距離での打ち合いに持ち込む必要がありますね。
また、噂では武尊選手は「サウスポーが苦手」との情報もあります。
唯一黒星を喫した「京谷祐希選手」がサウスポーであったことや、左足で相手のインローを蹴って試合を作るのが王道パターンですが、右足が前に来るサウスポーではインローを蹴られない事も要因と思われます。
サウスポーである天心選手相手に、どのように試合を作っていくのか、非常に気になるところですね!
まとめ
それぞれ天心選手と武尊選手の特徴を書き上げましたが、皆さんはどう感じましたか?
タイプとしてはかなり異なる2人だと思うのですよね。接近戦・乱打戦に強い武尊選手に対し、正面であまり打ち合いをせず、自分の距離で自分の攻撃を当てつつ、相手が攻撃を当てられない距離で戦う天心選手。
常に一定の距離を取られてしまうと、スピードに分がある天心選手が有利に試合を運べそうな気がします。
一方、距離を潰して至近距離で打ち合いに持ち込めば、気持ちが強い武尊選手に有利になりそう。そのため、”距離”が試合の行方を左右する一つの要素になるかも知れませんね!
試合結果の予想をするのは難しいですが、いずれにしても最強の2人がグローブを合わせる訳ですから、とても熱い試合になるでしょうし、全格闘技ファンがこの試合にクギ付けになるでしょう!
ここ数年で一番注目の試合になる事は間違いないね!
いまから試合が待ち遠しいですが、それまで過去の試合でも見ながら気長に待ちましょう!
以上、那須川天心選手と武尊選手についてでした~!