みなさんこんにちは!まっきーです。
今回は、私が超絶大好きな海外ドラマの人物紹介をしていきます!
作品は「ゲーム・オブ・スローンズ(以下GOT)」。めちゃくちゃ面白い作品なのに、なぜか日本ではあまり流行っておりません。
やや大人向けの作品(エロ・グロ描写あり)だからでしょうか?テレビゲームの世界でも、日本ではこういった作品よりも、任天堂ゲームが売れるので、通じるものがあるように思います。
私はRPGゲームでは『ウィッチャー3』が大好きですが、日本では圧倒的に『ドラゴンクエスト』や『マリオ』の方が人気がありますよね。
確かに、日本ではどちらかというと子供向けのゲームの方が人気があるよね。その方が日本人の嗜好にあっているのかしら。
個人的には、こんなにも面白いドラマには出会ったことがなく、めちゃくちゃお勧めしたい海外ドラマ。そのため、少しでも本作に興味を持ってもらいたく、このドラマを深堀していくことにしました!
ちなみに本作は小説版もあり『氷と炎の歌シリーズ』と呼ばれております。シリーズ化しており、かなり読み応えがありますね!気になる方は、こちらもチェックしてみてください!
本作を理解するには、たくさん出てくる国(家)を理解することが一番良いと思います。今回は、物語の中心となる『スターク家』の視点から、この世界を深堀していきたいと思います!
※内容には一部ネタバレが含まれています。本作を未見の方は十分にご注意ください!
エピソード1の『Winter Is Coming(冬来たる)』というタイトル
記念すべき本作の第1回目のタイトルは 『Winter Is Coming(冬来たる)』ですね 。このタイトルには、実は以下のような複数の意味が含まれています。
◆スターク家の「標語」である
→スターク家の標語は「 Winter IS Coming 」。単純に「冬来たる」とか、「長い冬に備えよ」という意味もあると思われる。
◆ウィスタロスに冬が訪れようとしている
→長きに渡り夏が続いていたウィスタロスに冬が訪れようとしている事を表している。
(ウィスタロスでは季節は日本の四季のように規則的ではなく不規則に訪れる)
◆ホワイトウォーカーの出現を表している
→この世界では「冬が来る=ホワイトウォーカーが現れる」と言われている。しかし、長年冬が来なかったため、実際にホワイトウォーカーを見たものはほとんどおらず、現実の脅威と考えている人間はほぼ存在しない。日本で言う「都市伝説」みたいな感じの存在。
「スターク家」はゲームオブスローンズで常に物語の中心にいる家系です。「 Winter IS Coming 」 という標語には「冬と共に訪れる脅威から祖国を守る」という意味も含まれているように思ます。
そして冬の脅威とは「ホワイトウォーカー」の事だと思います。彼らは一体何者なのか気になりますね。
ゲームオブスローンズの世界観を一言で表しているタイトルでもあり、第1回目に相応しい素晴らしいタイトルですね!
ちなみに、舞台となるウェスタロスの地図(北部)は以下の通り。
スターク家は七つの王家のうちのひとつで、ウェスタロスのいちばん北側の「ウィンターフィル」と呼ばれる広大な土地を収めている。そして、その北側には「壁」と呼ばれる巨大な氷の壁が存在します。
他の王家とスターク家の違いは、北側にある壁の存在が大きいですね。スターク家には代々「北の壁を守る」という使命があり、だからこそ家の標語が「 Winter Is Coming(冬来たる) 」なのでしょう。
では、スターク家をもう少し詳しく掘り下げていきます!
「北の壁」とスターク家
ウィンターフィルの北には巨大な壁があり、そこには「壁を守る人」である“ナイツ・ウォッチ”(冥夜の守人=Night’s Watch)と呼ばれる男たちが警備をしています。
壁の向こうに存在する種族(野人と言われている)からウィスタロスを守る事が主な任務のようですね。
ちなみにナイツ・ウォッチは、一度加入すると二度と抜けられない組織。結婚も許されず、一生壁を守り続けることを義務付けられます。
死刑や去勢などの代わりに、ナイツ・ウオッチとして一生働くこと誓約される、という選択肢もあるようで、各国の犯罪者も多いようね。
壁の向こうには、人間(野人)以外にも、ホワイトウォーカーや巨人族などが存在します。
本作の冒頭では、壁の向こうで長きに渡り存在が確認できていなかった「ホワイトウォーカー」が現れることを示唆する始まりでした。
そのため、本作では「人間 vs ホワイトウォーカー」が物語のベースにあります。そのため、非常にファンタジックな物語を想像する方もいらっしゃるかも知れません。
しかし、実際には七王国(つまり人間同士)の覇権争いがメインで話が進みます。人間同士のある意味「醜い争い」が物語の軸になっています。
ファンタジー要素を期待している人からすると、一見ガッカリするかも知れません。しかし、ご安心ください。そこについては物語の後半にしっかり用意されています。
しかし本作の優れている点は、まさに「人間同士の争いというドラマにこそある」と私は思います。
その容赦のない内容、凄まじいまでの人間ドラマが本作の特徴と言えるわ。そのドラマに否が応でも引き込まれます!
凄まじすぎて、観ていて「絶句」したのは本作が生まれて初めて。しかも、その先に「人類の存続を懸けた戦い」が待っているという贅沢さ。
本作を大傑作に昇華している一番の要因は、七王国の存在。その中でも、「スターク家」は主人公格がたくさん存在するは中心的な存在です。
スターク家は、本作において中心的な存在なので、しっかり理解してから観ると、その面白さが倍増します!
スターク家には妻と子供で既に6人も存在していますが、更にもうスターク家ではない男がいます。初見では誰だ誰だか分からなくなって、把握するのは困難でしょうね。
そのため、まずはスターク家のキャラクターを紹介していきます!
スターク家の人物紹介!
エダート・スターク(演:ショーン・ビーン)
エダードは作中では「ネッド」と愛称され、ウィンターフェル公であり北部総督を務める。父にリカード・スターク、兄にブランドン・スタークが居たが、既に死亡しており作中では名前しか登場しない。弟のベンジェンは存命。
妻キャトリン・タリーとの間にロブ、サンサ、アリア、ブラン、リコンの5人の子がおり、また私生児であるジョン・スノウがいる。
エダート王は「正義を重んじる極めて公正で実直な人柄の人物」。恐らく民衆からも、家族からも尊敬されている人物と思われるが、真面目すぎる性格ゆえに、やや堅い人物像。シーズン1では物語の中心人物。
小説版では30代半ばとして描かれてますが、ドラマではどう見ても40~50歳くらいのおっさんですね(笑)
キャトリン・スターク(演:ミシェル・フェアリー)
エダードの良き妻であるキャトリン。芯が強くとても夫や子供想い。やや頑固な性格ではあるが、ネッドをしっかりサポートするだけの能力がある。旧姓は「タリー」。エダートの落とし子であるジョン・スノウを嫌っている。
こちらも小説版だとかなり若い。エダート( ショーン・ビーン )の見た目に合わせたのかも知れません。
ロブ・スターク(演:リチャード・マッデン)
スターク家の長男。つまりエダートの後継者。父の教えをしっかり継ぎ、真面目で誠実な人柄。剣も強い。シーズン1では出番は少な目。
小説版では若干14歳の少年。ドラマ版では30代くらいに見えますが、恐らく20歳前半くらいの設定でしょう。
サンサ・スターク(演:ソフィー・ターナー)
スターク家の長女。おしとやかで女性らしいキャラクター。男性を中身ではなく見た目で判断する傾向がある。ある意味、今どきの若者っぽい性格かも知れない。
小説版では11歳ですが、ドラマでは15~16歳前後の設定でしょうか。
アリア・スターク(演:メイジー・ウィリアムズ)
スターク家の次女。おしとやかなサンサとは正反対の性格で、いわゆるおてんば娘。細かい作業が苦手だが弓が得意。ジョンとはウマが合うらしく非常に仲が良い。
小説版では9歳なので、アリアについては小説版とイメージはあっているかも知れません。
ブラン・スターク(演:アイザック・ヘンプステッド=ライト)
スターク家の次男。見た目とは裏腹でいたずらっ子。木登りが好きなのか、どこにでもよじ登ってしまい、いつもキャトリンに怒られている。しかし本人は凝りている様子はない。
小説版では7歳。ドラマでもそれくらいの年齢に見えるので、ほぼイメージ通りですね。
リコン・スターク(演:アート・パーキンソン)
スターク家の3男。目覚ましい活躍をしていく他のスターク家の子供たちの中では一番影が薄く、活躍する場面もほとんどない。なんだか可哀そうなキャラクターですね・・・。
小説版では弱冠3歳。ドラマではさすがに3歳には見えませんね・・・。
リアナ・スターク(演:コーデリア・ヒル)
エダート・スタークの妹。本作においては非常に重要なキャラクターであるにも関わらず、説明がほとんどないため、彼女の事をきちんと理解している人が少ないように思える。
ジョン・スノウ(演:キット・ハリントン)
妻キャトリンとは別の女性とエダートの間に生まれた子。つまり腹違いの子供。いつもキャトリンから疎まれている。アリアとは特に仲が良い。ベンジェンと同じナイツ・ウォッチ(冥夜の守人)の一員になると決めている。
本作においては非常に重要なキャラクターであり、彼の出生の秘密については物語の大きな核となる。
ちなみに「ジョン・スノウ」のように、正式な妻以外との間に生まれた子のこと(非嫡出子)をbastard(バスタード)と呼びます。
バスタードを、本作では「落とし子」と翻訳しており、その子供は地域ごとで特有の苗字をつけられる。北部では「スノウ」。だから ジョン・ スタークではなく「ジョン・スノウ」と呼ばれています。
小説版ではロブと同い年の14歳。ドラマでもロブと同じ20歳前後の設定だと思われます。
シオン・グレイジョイ(演:アルフィー・アレン)
エダートと血縁関係はなく、クレイジョイ家の男。とある事情によりスターク家と共に暮らしている。女遊びが好きで、弓矢が得意。ロブとは仲が良い。
シオンは、ウィンターフィルの南西に位置するアイアン・アイランド(鉄諸島=Iron Islands)の名家、グレイジョイ家の息子です。
なぜシオンが、アイアン・アイランドではなくスターク家と共に暮らしているかは、後ほど理由が明らかになります。
小説版でははっきり年齢の記載がないが、おそらくロブやジョンと同じくらいの年齢設定でしょう。
ベンジェン・スターク(演:ジョゼフ・マウル)
エダートの弟。ナイツ・ウォッチ(冥夜の守人)の一員のため、生涯結婚せずに壁を守っている。なぜ ナイツ・ウォッチになったのかは今のところ不明。ジョンがナイツ・ウオッチに加入したいと考えた理由がベンジェンの存在だと思われる。
以上がスターク家に関わるキャラクターです。
スターク家だけでこれだけの人数が居ますから、やはり初見では把握が難しいでしょう。特に、本作は「自分語り」のようなシーンはあえて排除されており、これと言った人物の説明も全く無し。
群像劇なので、あえてそうしているのだと思われますが、その分誰が誰なのか把握するのが大変で、それが視聴の障壁になってしまっているのは少々残念ですね。
ただ、初見は難しい事を考えず、少しずつ把握していけばOKだと思います!
まとめ
以上がスターク家の面々です。
このドラマでは、主にスターク家が中心に描かれているので、彼らを覚えておくとドラマが理解しやすい。
実に様々なクセのある人物が登場する中で、スターク家は忠義を重んじ、かなり共感のしやすい人たちです。ドラマ前半ではかなりの悲劇に見舞われる一家でもあるので、恐らく一番感情移入しやすい一家。
彼らがどのような運命を辿るのかは、実際にドラマや小説で確認してください!
くどいですが、本当に最高に面白い海外ドラマです!ぜひ鑑賞いただく事をお勧めします!
私からもお勧めするわ!こんな唯一無二のドラマを観ないなんて損!
以上、スターク家の紹介でした!