皆さんこんにちわ!研究員のまっきーです。
今回は、11月11日(木)のカンブリア宮殿に出演予定の飯田結太さんについて記事にします!
飯田結太さんは、「かっぱ橋道具街」にある料理道具専門店『飯田屋』の6代目社長であり、マツコの知らない世界にも何度か出演されている方です!
今回は、飯田結太さんの経歴について詳しく迫って行きたいと思います!
飯田結太(飯田屋)の経歴は?
上記で説明したとおり、飯田結太さんは飯田屋の6代目社長です。そのため、単純に「先代からのお店を継いだだけでしょ?」って思われる方も多いのかも知れませんが、実はそうではありません。
では、順を追って飯田結太さんの経歴について説明します!
大学在学中に起業
飯田結太さんは、高校卒業後に明治大学商学部に入学。そして、大学在学中にビジネスコンテストで優勝し、賞金1000万円を手にします!
ビジネスコンテストってなんだか難しそうですね…。しかし、それに優勝するんだから、既にこの時にはビジネスセンスが高かったんですね!
そして、それを元手に仲間とIT会社を起業しちゃいます!大学生にして起業家ですから、かなり凄くないですか?
私だったら起業なんて絶対ムリ!ましてや学生の身ですからね…。
会社の危機を機に、飯田屋を継ぐ事を決意
この時起業したくらいですから、飯田結太さんは飯田屋を継ぐ気は無かったのだと思います。しかし、せっかく仲間と企業したものの、飯田屋の経営が傾き、かなり危険な状態であることを知ります。
飯田屋は1912年に創業し、100年以上の歴史がある老舗です。この時は、飯田さんの母である敬子さんが現役で5代目として勤めていらっしゃったようです。
飯田屋が赤字続きで危機的状況であることを知った飯田結太さんは、この危機を機にIT企業を辞め、2009年に飯田屋に入社します。そして、2017年には母の敬子の後を継ぎ6代目の社長に就任します!
会社の危機に立ち向かうために、飯田屋に入社した飯田結太さん。この老舗店舗を自分の代で終わらせる訳にはいかない!と考えたのでしょうね。
飯田結太さんがこだわる道具愛とは?
2007年に飯田屋に就職したとは言え、傾いた経営を直ぐに立て直すのは簡単ではなかったのではないでしょうか?
多くの商品を取り扱っていた飯田屋でしたが、たくさんある商品の中で、次第に中途半端になり飯田屋らしさが薄れて行きます。また、多くの競合店の出現により、ジリジリと売り上げは減少していった模様。
そんな状況の中、飯田結太さんが試行錯誤の中で到達した答えが「道具愛」でした。道具愛と言うと分かりにくいかも知れませんが、要するに「道具の良い部分を良く知ること」です。
そのため、飯田結太さんは「まずは自分が実際に道具を使ってみる」事を始めたようです。
そのため、ご自宅にはたくさんの料理道具があるとの事。実際に自分が使ってみて、その中で使って特に良かったと思える商品だけを仕入れてるらしいんですね!
そして、全ての料理道具に『愛』を持って接し、良いものだけをお客様へ提供するスタイルに特化することで、なんと売り上げが急増します!
まさに、飯田屋の窮地を救う事に成功。また2018年には「勇気ある経営大賞」で「優秀賞」を受賞します!
勇気ある経営大賞(ゆうきあるけいえいたいしょう)は、東京商工会議所が主催する中小企業またはグループを顕彰する制度。2003年に開始され毎年行われている。
引用元:ウィキペディア より
道具に愛情をもって接することで、大成功を収めたんですね!
根底にあるのは『全てはお客様のために』
飯田屋の経営方針は「目の前のお客様に喜んでいただくこと」。そのためにとことん道具をいじり倒し、道具の良さを知り、お客様に合った料理道具を提供する。このことを『喜ばせ業』なんて言うらしいです。
「お客様を喜ばせる」という事は、どんな業種であれ根底にあるべき考え方なのだと思います。しかし、実際には簡単な事ではないように思います。
私自身も飲食店の店長として働いた経験がありますが、お客様を喜ばせる事と店舗経営を円滑に進める事は、どこかで相反する部分が出てくるんですよね。
飲食店は「回転率」が重要です。回転率とはお客様の入れ替わりの事を指すのですが、良いサービスをしてお店に長居されると回転率が下がり、結果として売上も減少します。
こういった矛盾を解消し、売上を積み上げていくことは本当に大変な事です。
しかし、飯田屋はこれをひたすらに誠実に実行することで、7年間で飯田屋の売り上げは2億円もアップしたとの事!
飯田結太さんの経営センスと行動力は流石としか言いようがありませんね!
飯田結太さんは、その後は活躍の場をテレビにも広げ、様々なテレビ番組にも出演するようになります。
「マツコの知らない世界」では「おろし金の世界」「フライパンの世界」に出演、またNHK「あさイチ」、日本テレビ「ヒルナンデス」にも出演したりして、なかなかの有名人かも知れませんね!
まとめ
以上が、飯田結太さん経歴を簡単にまとめた内容です!
もし、飯田結太さんが飯田屋を継がずにIT企業を続けていたとしても、恐らくそちらの世界でもきっと成功していたのではないでしょうか?
飯田屋さんの 「目の前のお客様に喜んでいただくこと」や 『喜ばせ業』 として経営するスタイルは、試行錯誤の末に生まれたものなのだと思います。
どの世界でも簡単に成功するものではないのかも知れませんが、飯田結太さんのケースは私や皆さんの何かのキッカケになるのかも知れませんね!
まだ若い飯田結太さん(2021年11月現在で37歳)。これからもテレビも含めて活躍してくれそうですね!